霞が関天神税理士事務所 税理士 亀谷由太

「経営者の皆様の人生を未来へ繋ぐお手伝いをしたい」税理士の独立のきっかけと税理士業の課題


会社のビジネスの支援、会社の税金の支援、個人の税金の支援までフルサポートで対応

ー まずは、簡単に自己紹介をお願いします!

2017年にPwC税理士法人に入所し、年間30億円規模の中小企業の月次監査業務、年間120億円規模の大法人の決算申告業務、時価総額3,000億円規模の上場企業の創業家の事業承継コンサル業務などを経験し、2023年に独立開業しました。

開業後は、中小企業の事業継続、その先にある事業承継(親族内承継)を実現すべくサポートしています。特に事業継続に関しては、経営者の皆様の将来的なビジネスの不安をゼロにすべく、今後の経営活動の参考となる重要情報をこちらが生成・提供することで、多忙な経営者・従業員の皆様に負担をかけずに、安心して事業活動を継続できるよう支援してまいります。

 

ー どういった経緯で独立をされたのかきっかけとなったできごとを教えて下さい。

前職ではPwC税理士法人に入所しましたが、入所した1年目に母が他界してしまいました。両親で経営していた税理士事務所は母が中心となって回していたため、母が亡くなった後は事務所を閉じることとなりました。自分自身が事業承継できなかった寂しさを漠然と抱いていたのを覚えています。

また、その後に父と二人で食事をする際に毎回母のことを思い出し、自分の人生の幸せとは「今までやってきたことが大切な人の心に残り、ずっと忘れないでいてくれること、そしてそれが未来の家族や周りの人に繋がれること」だと考えるようになりました。

一方で、経営者の皆様は大変なご苦労や責任を背負っている中で、自分が大切にしている家族との関係が崩れてしまったり、事業承継がうまく進まずに悩んでしまうケースが往々にしてあると伺いました。

その内容を聞いたときに、「素晴らしい会社を作り上げた経営者の皆様の人生を未来へ繋ぐお手伝いをしたい」と強く思う様になりました。

ただ、前職では大きい会社との取引がメインで、自身が直接的に経営者とお話する事は多くはなかったため、もっと深く経営者の皆様に関与し、経営者の皆様が人生をかけて経営されてきた事業・会社を次世代に橋渡しをする支援を行なっていきたいと考え、独立に至りました。

 

ー 亀谷先生の普段の業務内容を教えて下さい!

一般的な税理士が行う税務顧問、記帳代行、確定申告業務(法人税・消費税・地方税・個人所得税)はもとより、過去分析をベースとした実現可能性の高い業績予測、現状の業績をわかりやすく可視化し、現在の経営状況の良し悪しや改善点を検討できるような資料提供を中心に対応しています。また、並行して将来の相続対策、自己株式の評価シミュレーションに基づく株式承継計画の作成等も行っています。

 

ー 他社と比較した際の霞が関天神税理士事務所の強みは何でしょうか。

会社のビジネスの支援、会社の税金の支援、個人の税金の支援をフルサポートで対応できる点が強みだと感じています。

 

ー フルサポートができる点は素晴らしい強みですね!どのようにアプローチをされていますでしょうか。

まずは会社の負担を増やさずに、経営者に対して将来の経営に必要な情報をタイムリーに提供し、その後に過去の月次試算表を並べて、月別の会社の業績のクセや特徴をつかみ、経営者様とディスカッションする中で、なぜそのような業績になったのか分析を行います。

そのような分析を行ったうえで、翌1年間の実現可能性の高い月次損益計画を立て、それを毎月の実際の業績と比較することで、その月の実績がなぜ良かったのか/悪かったのかを分析し、経営者様がその後の具体的な業績改善策を立案するサポートを行います。

また、それらの月次損益計画と自己株式シミュレーションに基づいた株式承継計画を重ねることで、経営者様の税金面での負担にならない形での株式承継を実現します。

その他、PwC税理士法人で業務を行っていた経験から、幅広い法人税・消費税・地方税の業務経験、相続税の業務経験、なにより条文まで遡り慎重に方針を検討することができるのも強みだと考えます。

 

ー 開業されてから今日までに苦労をしてきたご経験はありますか。

もともと、大規模な法人の申告業務などを行ってきたので、経営者様の悩み事を本当の意味で理解できていなかったと感じています。真の悩みを理解できていなかったことで、各企業に向けたサービス設計を説明する際に理解をしてもらえず、苦労した経験があります。

経営者様お一人お一人と深くコミュニケーションを取っていく中で、それぞれに合わせたサービスを設計していくことができるようになったため、まずは提案よりも相手を理解するためのヒアリングが重要であったことに気がつくようになりました。

 

ー亀谷先生が感じている税理士業界に関する課題があれば教えてください!

以下、2点あります。

①会社の試算表の作成、質問を受けた税務相談に対してアドバイスをすることだけが税理士の役割だと思い、経営者様が真に悩まれている悩みをヒアリングしない税理士がいること

②損益計算書しか見ない節税対策をアドバイスすることがサービス業だと勘違いして、会社の資金繰りを悪化させ、経営リスクを生み出す税理士がいることです。

①の課題に関して具体的に言うと、「資料作成すればいい。」という所に留まっている事が問題になっていると考えています。作らなければいけない資料を提供するだけではなく、経営に必要な資料・情報をツールを用いて説明を添えながら会社に提供していく。一緒に考えられるように一つ一つ泥臭くても、分かりやすく伝えていく努力をすることができれば、経営について一緒に考えてくださる経営者を育てることができるのではないかと考えています。

②の課題に関しては、節税対策は資金繰りを見ないといけないのに対し、損益だけを見て判断をする税理士もまだいるのではないかと考えています。損益だけ見ても、節税対策のほとんどが現預金が出ていってしまうため、翌期以降の資金繰りを確認した上でどこまで節税対策ができるのか、そもそもできないのかを早い段階で判断する必要があります。

この作業を期末に駆け込みで始めるとシミュレーションがおろそかになることがあるため、弊社の場合は早め早めに取り組みを行い、損益予測・資金繰り予測を確認しながら節税予測をもとにご提案をさせていただいています。

 

ー最後に、ふらっとの会員様に向けてメッセージをお願いします!

税理士を選ぶ判断基準がわからない、というのはよく耳にします。

正直なところ、税理士ごとに知識の差や提案できるサービスの内容には大きな差はないと感じています。ではどこで税理士を選ぶべきか、というのは最終的に人間的に合うか合わないかだと思います。

私のスタンスとしては、まずは経営者様のやりたいことを理解したうえで、それを実現するべく誠実に全力を尽くす所存ですが、経営者様の方向性や価値観が自分とは合わなかった場合には、自分自身では契約することは難しいため、そういったときには皆様のお力を是非お借りさせてください!

先生のご紹介

霞が関天神税理士事務所 亀谷 由太

2017年にPwC税理士法人に入所し、年間30億円規模の中小企業の月次監査業務、年間120億円規模の大法人の決算申告業務、時価総額3,000億円規模の上場企業の創業家の事業承継コンサル業務などを経験し、2023年に独立開業。

開業後は、中小企業の事業継続、その先にある事業承継(親族内承継)の実現を目標にしている。特に事業継続に関しては、経営者の皆様の将来的なビジネスの不安をゼロにすべく、今後の経営活動の参考となる重要情報をこちらが生成・提供することで、多忙な経営者・従業員の皆様に負担をかけずに、より多くの優良な中小企業の事業継続を実現するために日々奮闘中。

所在地   東京都三鷹市
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