最高のIT税理士法人 代表社員 戸越 裕介
「税理士業界は人が全て」 お客様もスタッフも大事にする税理士法人代表の想い
MFクラウド会計の導入実績は中部エリアNo.1 ITに強み
ー戸越先生はご自身が立ち上げた事務所を2024年6月に法人化されたとお聞きしました!「最高のIT税理士法人」というお名前はどのようにして決められたのですか?
2020年12月に立ち上げた「戸越裕介税理士事務所」を法人化に伴ってリブランディングをすることにしたんです。法人名は社内公募をして案を400件くらい出してもらい決定しました。「会社の強みは何か」=「お客様へ最も価値提供できている部分は何か」という点がストレートに伝わる名前にしたかったので、そのような名前を選び、最終的に決選投票を行ったところ「最高のIT税理士法人」になりました。
ちなみに、私たちにとっての「最高のIT」とは、最先端で難しいものではなく、「安価、簡単、便利」という「中小企業にとっての最高のIT」を示しています。
実際、ITに関してはお客様からかなり評価を頂いていて、マネーフォワードの導入実績は中部エリアでNo.1なんです。現在は静岡県内の有力な金融機関とも業務提携をさせてもらっていて、金融機関にDXやIT化のようなご相談が来たら私たちが対応するような仕組みになっています。
ご相談内容としては、クラウド会計ソフトの導入、労務・勤怠・経費精算・請求書支払いなどバックヤード業務に関するものが多いですね。その他、顧客管理システムや販売管理などバックヤード以外の分野のご相談もあるので、社外の方とも連携しながら、中小企業の方の業務効率化を図り生産性を高めるお手伝いをしています。
ー静岡で開業したのはどのような経緯があったのでしょうか?
前職が大手の税理士事務所だったのですが、15年近く静岡で働いた後に転勤という話になり、静岡を離れたくないなと思ったんです。仕事人生のほとんどを静岡で過ごしてきたので静岡には助けていただいた人たちがたくさんいました。その人たちとのご縁がなくなってしまうのは辛いですし、やはりここまでサポートしてくださった方に恩返しがしたいと思い独立することにしました。
ー前職ではどのような業務をされていましたか?
前職では、浜松、静岡、三島の3拠点の立ち上げから安定化に関わりました。プレ開業を3回経験させてもらったような感じですね。0→1のケースもあれば、M&Aで引き継いだケースもあります。実務も営業もマネジメントも色々勉強させてもらって、この経験が今の事務所経営に活きているのは間違いないです。
特に0から一つのものを作っていくという経験は他ではできないことだったかなと思います。仲間を集めたり、サービスの質を高めてお客様に満足してもらうというということは特に勉強になりました。
一番大変だったのはやはり人間関係ですね。人の数だけ想いや考え方が違うので、そこを一つにまとめることは難しいことでした。一緒に働く仲間たちの想いや、お客様の考え方や、M&Aで引き継いだときの所長さんの想いがそれぞれあったので。
ここに関しては今自分で事務所を開いてもそうですけど、なかなか一筋縄ではいかないので日々日々試行錯誤ですね。
今いるお客様とスタッフを大事にする
ー「ほぼ紹介のみで3年でスタッフ50人、顧客600件」とのことですが、急成長された秘訣は何でしょうか?
お客様や金融機関からのご紹介がほとんどだったので、周りの方々のご支援という点が大きいですね。特にマーケティング戦略に取り組んでいたわけではなかったので。
私たちの基本的なスタンスは、お客様に喜んでもらうこと、スタッフに満足してもらうことなんです。そのため、マーケティング費用にお金をかけるより、今いるお客様とスタッフを大事にできればと思って事務所経営をしています。
例えば、中小企業の方が求める、税務会計以外の分野の課題解決のご提案ができる仕組み作りや、今のスタッフにできるだけ長く働いてもらうために成長・環境・お金の三つの観点からスタッフに還元することを意識しています。
まだまだ至らないところばかりではありますけど、お客様にもそのようなところを評価いただいているのかなとは思います。
ー開業後、「もっとこうすればよかった!」と思ったことはありますか?
そうですね、過去に集客のペースに比べて採用のペースが少し遅れてしまったことがあった点ですかね。ちょうど開業して1年ぐらいのときに、お客様が新規で増えるペースに人手が追いつかなくなり、残業時間がものすごく増えてしまったんです。
顧問先が増えたことに加え、補助金対応もあったのでスポット業務も多かったですね。そのタイミングでスタッフにかなり負荷をかけてしまって。そこからは方針を切り替えて、お客様を増やしてからスタッフを採用するのではなく、スタッフを採用してからお客様を増やすことにしました。
損益的にはなかなか大変で労働分配率も業界平均を大幅に超えていますが、そのおかげで過剰な残業はほとんどなくなりました。今は定時を過ぎて大体30分後ぐらいにはほとんどの人は退勤しています。
ーお客様だけではなく、「スタッフの方を大事にしたい」という思いはどのようなお考えからなのでしょうか?
単純に目の前にいる人を大事にしたいという想いと、あとは税理士業界は人が全てだなと思っているからですかね。IT化が進んでいますが、結局ITを使いこなすのは人ですから。お客様のお悩みを聴きだして、そこを一緒に解決していくのは人ですよね。
どれだけ技術が進んでも最終的な商品は人ですし、人で成り立っている会社なので、スタッフを大事にしていくことは当然かなと思っています。ITに食われて淘汰されてしまうのではなく、ITを活用しながらより活躍できるような人になっていきたいですね。
ー最後に、戸越先生が感じている税理士業界のITに関する課題があれば教えてください!
税理士業界はめちゃくちゃ課題があって、同時にとんでもなく大きな可能性もあるなと思っています。私たちは「最高のIT税理士法人」と掲げていることもあり、ITに触れる機会がとても多いのですが、ITは本当に目覚ましい進化を遂げていると思います。
今税理士がやっている記帳や申告書作成といった単純作業は5年後、10年後にはどんどんなくなっていくと思うんですよ。このままだと個人の人的価値は下がっていって、給料も減り、最終的には就職も厳しい時代になっていくかもしれません。
その一方、ITを使いこなしていけば、今出しているパフォーマンスの10倍20倍、100倍もの力を一人で出せる時代だとも思います。時代の変化をしっかりと感じて、ITを上手く活用していく。それに合わせて人も成長していくということに取り組んでいけば、税理士業界はまだまだ可能性があって面白い業界じゃないかなと思っています。
私たち、最高のIT税理士法人は一緒に面白いことをしていく仲間を常に募集しています。フレックスも導入し、フルリモートも可能であるため、時間、場所問わず活躍できる環境を用意しています。また、社内独立制度も用意しており、税理士業以外でもBtoBでパフォーマンス出せる方は、ぜひ一緒に働きたいですね。
直接でもいいですし、ZOOMの個別事務所見学会も対応させていただきます。ご興味がある方は、ぜひ当社へ遊びに来てくださいませ。
先生のご紹介
税理士、行政書士
戸越裕介
最高のIT税理士法人
最高のIT経営支援株式会社
最高のIT行政書士事務所 代表社員
大手税理士事務所にて静岡県浜松、静岡、三島の3拠点の立ち上げ、安定化を経て理事に就任。
2020年12月に静岡市にて開業後、「日本一わかりやすい税理士事務所」を目指して、「IT×補助金×税務会計=経営革新」を掲げ、ほぼ紹介のみで3年でスタッフ50人、顧客600件態勢まで急拡大。
静岡市で最大規模に至り、MFクラウド会計は中部エリアでトップの導入実績。
2024年6月に法人成し、金融機関と連携して中小企業へのDXの普及に取り組む。
目下、静岡県で一番の社員満足度と顧客満足度を達成すべく、日々精進している。