事業承継から組織開発・採用までサポート！コンサル会社だからこそできるM&A事業の強み

お客様のニーズに合わせて始めたM&A支援

ーまずは畦田さんのご事業の内容を教えてください！

白潟総合研究所という会社で、主に中小ベンチャー企業の経営コンサルティングを展開しています。白潟総研では大きく分けて二つの事業をしておりまして、一つが人事コンサルティング、採用のご支援、採用したい人の教育、人材育成、組織開発コンサルティング、評価制度や育成のお手伝いをしています。人にかかわるビジネスですね。

もう一つはM&Aの事業です。私が今メインに携わっているところで、中小企業向けにM&Aの仲介やM&Aの成約をした方の組織統合、PMIのコンサルティングをしています。

ー畦田さんは白潟総研グループ内で「M&Aイノベーション株式会社」を立ち上げたということですが、会社設立の経緯をお聞かせください。

私はずっと人事コンサルの仕事をしておりまして、会社を立ち上げるに至った背景は二つあります。一つが、お客様へ後継者育成のご支援をしていた際、従業員に事業を承継したいとなったときに株価の問題などで引き継ぐことができず、第三者承継、要するに売却をしたいというご相談がちらほら増えてきていたということがありました。

あともう一つが、採用に課題を抱えている中小企業のお悩みをよくお聞きしていたことです。どれだけコストをかけても採用が難しいのであれば、人ごと、会社組織ごと買収した方がいいのではないか、というようなご相談も増えていたんです。

弊社はお客様のニーズに合わせてコンサルティングをしているので、そのような背景から今後M&Aのご支援もやっていくべきではないかと思い、事業を始めました。

事業承継後、組織開発や人事コンサルもできる

ー会社を立ち上げるのは大変ではなかったですか？

そうですね。最初は一人で立ち上げたので大変でした。M&Aは前職からやってきたわけではなかったので、色んな専門家の方々に教えてもらいながらやっと立ち上がってきたという感じですね。

最初2年はけっこうしんどくて。やっと芽が出てきて、どんどん人も採用していこうというフェーズです。ようやく組織ができてきた感覚です。

ー畦田さんは元々起業したいという思いがあったのでしょうか？

いえ、あまりなかったかもしれないですね。M&Aの事業を立ち上げてもいいかどうか社長に話した時に、「事業立ち上げるなら会社作ろう」という話になって。自分に任せていただいた形です。うちのミッションや理念に合うことであれば、どんどん新しいこと、やりたいことを立ち上げられる環境だと思います。

ー素敵ですね！
他のM&A仲介会社とは異なる、貴社の強みはありますか？

そうですね、仲介手数料は限りなく少なくしようとしています。仲介手数料の高さがM&A仲介会社を利用するときのネックになっていると思うので。

例えば、譲渡金額が5,000万円だとして、大手の仲介業者を利用すると大体そこから2,000万～3,000万円くらいの手数料が引かれるんですよ。

半分引かれてしまうと、税金を払ったらもう手元には何も残らなくなってしまいますよね。それに対して、弊社の相場手数料は300～500万くらいです。

ーかなり違いますね！そこまで減らすと困ることはないのでしょうか？

そこで言うと、弊社はコンサル会社なので、M&Aの仲介手数料だけでビジネスを組み立てておらず、他にもキャッシュポイントはたくさんあると思っています。お客様に必要なコンサルティングを提供することができるので包括的な支援をすることが可能です。

例えばM&Aで事業承継した後、どうやって組織を上手く回していくかというコンサルや、その組織で新しく人を採用をしたい場合には採用コンサルもできます。その他色んな接点においてコンサルニーズがあるので、仲介手数料だけにはこだわってはいないという感じです。

ーなるほど！白潟総研グループだからこそ実現できることなんですね！
これまでのお仕事で苦労した点があればお聞かせください。

そうですね、「これでいきましょう！」と決まっていても、やっぱり契約直前でオーナーさんが「こっちのやり方がいい」となる場合もあって。そうなると売り手と買い手の間の信頼関係がなくなってしまい、「この話は白紙撤回ね」となることがあって。そうなってしまうと辛いですね。

買い手さんと売り手さんが直接やり取りすることはなく、双方を繋ぐための仲介なので、伝え方には注意していますね。事実を捻じ曲げることは絶対にないですが、相手の気持ちに寄り添った伝え方を心がけています。「このような言い方でお伝えしますね。」と先方に確認を取った上で、きちんと意図が伝わるように売り手さんにお話しするようにしています。

大切なのは「誠実であること」

ー最後に、今のお仕事で畦田さんが大切にしていることを教えてください。

「誠実であること」ですね。これはメンバーにもよく伝えています。何か違うんじゃないかと思ったらそれはちゃんと伝えるとか。目の前の売上のために無理なマッチングをすることはせず、本当に適切なマッチングなのかしっかり考えることは大事だと思います。