岡憲一郎税理士事務所【税理士】岡 憲一郎

経営者と「数字を作る楽しさ」と「ワクワクする未来」を共有し続ける税理士の軌跡

2026-01-20

岡 憲一郎

フリー株式会社とふらっとのコラボレーション企画がスタートしました。

中小企業の経営課題解決を支援するクラウドサービスを展開するfreeeと、士業の情報発信を支えるふらっとが特別企画を実施します。

テクノロジーの進化により、士業の役割も大きく変化する時代。税理士や会計士の皆さんが、どのように新しい価値を生み出し、クライアントとの関係性をアップデートしているのか。

ふらっとでは、その実践の軌跡を掘り下げるインタビューシリーズとして、今回、岡憲一郎税理士事務所 岡 憲一郎 氏に取材しました!

価値観のズレから「自分で舵を取るしかない」と決意し独立

—— まずは、これまでの経歴をお聞かせください。

岡: 税理士を目指したのは、高校時代に進路を考えた際、親戚の叔父に相談したことがきっかけです。「弁護士か、税理士がよい」と助言を受け、難易度を考慮して税理士を選択しました。

地元の専門学校で簿記3級から覚え始め、初年度で簿記1級、税理士試験受験5年間で税理士5科目に合格。 税法の理論は好きな曲に合わせて「歌うように」覚え、散歩しながら声に出して定着させていきました。専門学校卒業後は非常勤講師を務め、事務所勤務ののち独立しました。

—— 独立を目指されたきっかけは何だったのでしょうか?

岡: 独立のきっかけは、5年ほど勤務していた税理士事務所の考え方と「自分が代表ならこうする」という価値観にズレがあったことです。当初から独立を目指していたわけではなかったので、価値観がズレていなければ勤務し続けていた可能性もありますが、お客様のためにやりたいことを形にするには「自分で舵を取るしかない」と考えるようになりました。

人と人をつなぐ支援」を重視し「税理士事務所らしくない事務所」を目指す

—— 独立後、税理士として直面した課題はありますか?

岡: 課題の一つは「大手事務所に比べてビッグデータが溜まりにくく、業種特化もしていない」という点です。小規模事務所であるため、相続専門の税理士法人のような圧倒的な強みを持つことが難しい状況にありました。

また、もう一つは「税理士事務所の効率化が本当に経営者のためになっているか」という点です。DXで会計業務の効率化ができても、そこで思考が止まってしまうため、結果として「税理士事務所の仕事が楽になっただけでは?」と思うようになりました。

—— そうした課題に対して、どのように試行錯誤されてきたのでしょう?

岡:強みを持つことに関しては、他の専門家や顧問先を紹介するなど、「人と人をつなぐ支援」を重視するようにしました。DX化を進めたい顧問先にAI開発会社を紹介するなど、事務所だけで経営者の困りごとを完結させず、最適な人や解決策へ「橋を架ける」動きにシフトしています。

また、香川ファイブアローズのオフィシャルパートナーとなり地域スポーツを支援したり、FM815の「Action!! 815」に出演し、税務・経営の情報を分かりやすく発信するなど、地域との接点づくりにも力を注いでいます。

会計業務の効率化に関しては、freeeを活用してある程度効率化し、そこで生まれた時間を使って事業計画を一緒に立てたり、数字を作る楽しさを経営者と共有したりしています。時には時間、数字をほとんど見ずに社長のアイデアを壁打ちすることもあります。

来所時に「成績表の発表」で緊張させるのではなく、「未来の話でワクワク」してもらいたい。フラッと立ち寄って話して帰ってもらうぐらいでもよく、そこで経営者が気づきを得たりよいアイデアが浮かんだりする「税理士事務所らしくない税理士事務所」にしたいと考えています。

税理士・会計士のためのコミュニティ「ふらっと」

セミナーや交流会の開催、会員インタビューの発信などを通じて、
互いの得意分野を活かした協業のきっかけや、業界の最新トレンドが集まるコミュニティです。
ぜひお気軽にご参加ください。

freee×ビサイド戦略で小規模事務所の優位性を生かす

—— 今後の取り組みと展望についてお聞かせください。

岡: 現在は「freeeを最大限活用した会計業務の最適化」と「AIツールの活用による事務所とお客様の業務効率化の推進」を進めています。お客様にもfreeeに慣れていただき、この新しい環境をしっかりと構築したいと考えています。

その先は、freeeと経営支援システム「ビサイド」の相性を活かしたサービスを基本として、香川県で経営支援をしている小規模な税理士事務所の優位性を生かし、中規模以上の法人顧客を増やしていきたいと考えています。

また、TikTokで1.4万人のフォロワーを持ち「音楽と会計・税務を組み合わせた発信」も行っています。セカンドオピニオンとしての財務支援をオンラインで提供すること検討しており、人員をむやみに増やすのではなく、効率化ツールを活用して少人数で最大の付加価値を提供できる事務所を目指しています

まずは自分を「アップデート」して常に新しい選択肢を

—— 最後に、税理士・会計士の方々へメッセージをお願いします。

岡: 大切なのは、私たち自身の「アップデート」です。地方では情報が数年遅れがちで、freeeの進化なども、古い印象で止まっているケースが多いと思います。私は東京・大阪などのセミナーやコミュニティに出向き、取り入れるものは取り入れてきました。

新しい選択肢を知り「こういうやり方もありますよ」と提案できる状態にしておく。地元の税理士会合の他にも、新しい情報に触れようとする人々の集まりに参加して新たな情報を吸収し、お客様の前進を後押ししましょう。まずは一度、気軽に情報交換から。一緒にワクワクする未来の話をしましょう。

先生のご紹介

岡 憲一郎 [OKA KENICHIRO]

略歴:税理士。高校時代、叔父の助言で税理士を選択。専門学校から簿記を勉強し始め、税理士受験開始後5年間で税理士5科目に合格。卒業後、税理士科目の非常勤講師を経験し、税理士事務所勤務を経て独立。現在は香川県を拠点に、freee×ビサイドを活用した「人と人をつなぐ橋渡し」の経営支援を行う。TikTokで1.4万人に情報発信し「税理士事務所らしくない」ワクワクする場づくりを実践している。

所在地:香川県高松市一宮町1628-4 GROVE INN 2F

HP:https://okakenzeirishi.com/