
安田めぐみ税理士事務所【税理士】安田 めぐみ
クライアントの「わからないから不安」に寄り添い、共に成長する税理士の歩み
本との出会いが導いた「税理士」という選択
—— まずは、税理士を目指されたきっかけから教えていただけますか?
安田: 高校時代はまだ将来のイメージが漠然としていました。「たぶん、OLになるのかな?」と考えるくらいで、進路を考える際もまず何学部に行くかで悩みました。
そんな時に「これからの時代はジェネラリストよりもスペシャリストを目指した方がいい」という言葉を耳にし、その考えが強く残ったんです。
—— そこから税理士という具体的な職業に?
安田: はい。本で色々な仕事を調べる中で、初めて税理士という存在を知りました。事務作業をコツコツこなすのが好きだったので「これなら自分に合っている」という直感がありました。簿記も知らない状態でしたが、経済学部に進み、大学院を経て税理士事務所に就職しました。
先輩の一言が後押しした独立の決意
—— 20年以上勤務を続けられた後、独立を意識されたのはいつ頃でしょうか。
安田: 実は、もともと独立は考えていませんでした。働き続けるなかで体調を崩してしまったことがあり、その時に独立して活躍している先輩から「安田さんなら、もうやっていけるよ」と声をかけてもらったんです。その一言が大きな転機になりました。
また、当時は担当業務が限定的だったので、「もっと経営者と深く関わりたい」という気持ちも強くなっていました。やっぱり経営者の方と直接関われた方が、仕事をする上での喜びややりがいを強く感じられると思うので。背中を押されたことで「やってみよう」と独立を決意できました。
—— 独立されてから大きく変わったことはありますか?
安田: 会計ソフトの使い方ですね。勤務時代はサポート担当がいたので気になりませんでしたが、独立後はすべて自分で対応しなければなりません。アップデートやインストールのたびに「なぜこんなに面倒なのだろう」と疑問を感じました。
—— そこでクラウド会計に切り替えられたのですね。
安田: はい。事務作業に時間を取られるのは本質的ではない、と気づいたんです。クラウド会計ならインストールもアップデートも不要。事務作業の負担から解放され、クライアントへの支援に集中できる。freeeを中心に活用することで、自分の働き方も大きく変わりました。
経営者の不安に寄り添い「成長」に転換させる伴走支援
—— 独立後はスタートアップ支援に注力されていると伺いました。
安田: そうですね。法人設立や法人化の支援経験が豊富ですし、医療や福祉関係のクライアントも多いので、その分野の知識も強みだと思います。
クライアントと接する際は「わからないから不安」という気持ちに徹底的に寄り添うことを大切にしています。専門用語は使わず、分かりやすく丁寧に説明する。その積み重ねで不安が解消され、信頼が生まれ、前向きな行動にもつながると考えています。
—— 実際に感謝の声も多く届いているそうですね。
安田: 「先生に担当が変わってから良くなった」「売上が上がった」といった声をいただくと本当に嬉しいですね。クライアントの成長を一緒に実感できる瞬間は、独立して良かったと思える大きなやりがいです。
これからも、スタートアップ支援や法人設立のサポートを中心に、医療・福祉分野にも力を入れていきたいですね。
同業者と共に高め合う未来へ
—— 最後に、読者へメッセージをお願いします。
安田: 一緒に関わり合いながら、共に成長していければと思っています。それぞれが持つ強みや経験を共有することで、より多くのクライアントの力になれれば嬉しいです。もしご縁があれば、ぜひお話しましょう!
先生のご紹介
安田 めぐみ [YASUDA MEGUMI]
略歴:税理士。大学院修了後、地域密着型の税理士事務所やクリニックの顧客を多く抱える税理士法人に勤務し、約20年間にわたり幅広い業種のサポートを経験。2022年に独立開業し、現在はスタートアップ企業の支援に注力。お客様に寄り添い「未知の不安」を解消するため、専門用語を使わずわかりやすく伝えることを大切にしている。
所在地:大阪府大阪市中央区北浜東4-33 北浜ネクスビル