加藤佑亮会計事務所 加藤佑亮

加藤佑亮会計事務所【公認会計士・税理士】加藤 佑亮

「未来の数字」を探索し、中小企業の羅針盤となりたい税理士の探索の軌跡

フリー株式会社が主催する士業に関わるすべての人たちが集まる、年に一度の日本最大級イベント「freee Advisor Day 2025(略して、fAD2025)」の特別プロモーション連動企画として、ふらっとがコラボさせていただくことになりました。

本イベントのテーマは「探索」。ユーザーと“ともに未来の可能性を探索し続ける場”として開催されます。

士業の皆さんが日々、どのように課題と向き合い、業務や組織のアップデートを実現しているのか。

ふらっとでは、そのプロセスを“探索の軌跡”として掘り下げるインタビュー企画として、今回、加藤佑亮会計事務所 加藤 佑亮 氏に取材しました!

監査から税務へ。独立へと続いた“数字”の旅路

——まずは、これまでのご経歴と現在の活動について教えてください。

加藤氏:私は2017年に大学卒業後、あずさ監査法人に入所、公認会計士として上場企業の監査に携わってきました。2023年に退職し、税理士法人で中小企業支援を経験した後、今年7月に独立して「加藤佑亮会計事務所」を立ち上げました。現在は、税務だけでなく、資金調達やDX支援を通じて、お客様と一緒に“未来の数字”を設計していくことを大事にしています。

—— 「未来の数字を共に設計する」というのは、素敵なコンセプトですね。

加藤氏: ありがとうございます。単なる申告業務にとどまらず、お客様の未来を一緒に描いていきたい、そんな想いが込められています。

中小企業との出会いが教えてくれた“お金”のリアル

—— 「未来の数字」という考え方に至ったきっかけは、どこにあったのでしょうか?

加藤氏: 監査法人時代は上場企業を担当していて、利益を出して税金を払い、株主に評価されることが正解という世界にいました。でも税理士法人で中小企業の経営者と話すようになって、その常識が覆されました。

 中小企業の経営者にとって「会社のお金=自分のお金」。だからこそ、目先の節税が大事になる。ただ、節税ばかりに目がいくと、いざという時に資金調達が難しくなる。その現実に直面し、数字は「過去の記録」じゃなく「未来の戦略」であるべきだと実感しました。

—— 「数字」への向き合い方が変わったのですね。

加藤氏: まさに、そうです。自分自身も開業して、数字に向き合う立場になった今、その思いはいっそう強くなりました。

デジタル技術を味方に、顧客と“学び合う”関係へ

—— 実際に中小企業を支援する中で、特に苦労した課題はありますか?

加藤氏: やはりDXの推進ですね。前職では昔ながらのオンプレミス型の会計ソフトを使っていて、月次の処理が遅れがちでした。そこで開業を機にクラウド会計を導入し、効率化を図っています。

—— クラウド会計を導入して改善された点は?

加藤氏: 月次決算の早期化ですね。数字を早く届けられることで、お客様の意思決定が変わります。

ただ一方で、お客様側の“紙文化”がまだまだ根強いのも現実です。袋いっぱいの紙の領収書を持ってこられる方もいて(笑)。このギャップをどう埋めるかは今も模索中です。 技術面ではAI-OCRなどの導入も進めています。でもそれ以上に大切なのは、お客様に“使ってもらう”ための働きかけ。いかにストレスなく使える仕組みをつくるかが鍵ですね。

—— “導入する”だけでは不十分、ということですね。

加藤氏:ITリテラシーや業務フローはお客様によってバラバラですから。一律に進めるのではなく、それぞれの事業者に合ったDXの形を一緒に見つけていく。まさに「探索」そのものだと思っています。

未来の意思決定を導く“羅針盤”でありたい

—— 今後、事務所としてどんな発展を目指していくのでしょう?

加藤氏: まずは、資金調達支援に力を入れたいです。監査法人では金融機関の監査を、税理士法人勤務時代では中小企業の資金調達も経験していたので、それぞれの視点を活かして、事業計画の立案や金融交渉のサポートを強化していきます。

—— まさに「数字で未来を切り拓く」支援ですね。

加藤氏: はい。数字を通じて経営の選択肢を増やす、そんな“羅針盤”でありたい。将来的には仲間を増やして、もっと多くの企業をサポートできる体制を築きたいと思っています。

“若手”でもできる!だからこそ、一緒に“探索”しよう

—— 最後に、freee Advisor Dayに参加する士業の皆さんへ、メッセージをお願いします。

加藤氏: 私はまだ独立して間もない“若手”ですが、自分の武器を活かして、とにかく行動し続けています。資金調達やDX支援など、中小企業の経営を幅広く支えたいと思っているので、皆さんの実践や工夫から学ばせていただけたら嬉しいです。

こうしたイベントでの情報交換はすごく貴重だと思いますし、ともに学び、ともに成長していける仲間と出会えることを楽しみにしています。

先生のご紹介

加藤 佑亮 [KATO YUSUKE]
略歴:公認会計士・税理士。2017年に立命館大学を卒業後、あずさ監査法人で上場企業の監査に従事。2023年より税理士法人にて中小企業支援を経験。2024年7月に加藤佑亮会計事務所を開設。現在は税務に加え、資金調達やDX支援を通じ、中小企業の「未来の数字」を共に設計する羅針盤となるべく、顧客に寄り添ったサポートを提供中。
所在地:大阪府大阪市東淀川区瑞光1-2-11-308

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