女性活躍や挑戦し続けたいと考える方のロールモデルを目指す

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– 会計士を目指したきっかけは何でしょうか。

中央大学の間島進吾先生に憧れたことがきっかけです。間島先生は米・ニューヨークのKPMG LLP事務所で30年以上勤務をされていたベテランの方で話し方も海外の雰囲気が出ていてとても素敵な教授です。上場企業の社外監査役なども経験された方で、学生ながらに「こんな風になれたらいいな。」と思って会計士を目指しました。結果3年時に合格し、間島ゼミの1期生として公認会計士試験合格第1号になれました。

最近は仕事をセーブしてプライベートを充実させる方が多くなってきた中で、挑戦をすることで得られることを知っていただくのもいいと思っています。そんなロールモデルになれたら嬉しいです。

参考：間島先生の紹介記事 – 読売新聞

– インタビューを通して伝えたいことはありますか。

京都大学経営管理大学院EMBA（上級経営会計専門家）プログラムと日本原価計算研究学会について知っていただけたら嬉しいなと考えています。

参考：日本原価計算研究学会、京都大学経営管理大学院EMBA（上級経営会計専門家）

– いいですね！興味を持ったきっかけから詳しく教えて下さい！

法人化を5月にして、みらいと税理士法人の共同代表の惣福脇さんにお祝いしていただいた際に一緒に「MBAの勉強したくない？」といったノリで学ぶ先を選定し始めました。惣福脇さんのご友人が1期生として参加されていたことで京都大学の講座の存在を知ったのですが、調べると比較的リーズナブルで、福岡からも比較的通いやすい日程、また西南学院大学の原口先生から京都大学の澤邉先生をご紹介いただいたときに、すごい方で間違いないと太鼓判を押していただいたのがEMBAプログラム受講のきっかけです。

– 講義中の雰囲気はどんな感じでしょうか。

同じくらいの世代の会計専門家や経営コンサルタント等の専門家の方が参加されているのですが、和気あいあいとして楽しい雰囲気です。澤邉先生の御紹介で他大学の教授の方の講義に加え、受講生同士のロールプレイング形式のものも多く、とても勉強になっています！

来月末で終わるので、京都の経営者の方にコーチングをさせていただきながら実際の経営計画を立てるための話し合いを進めているところです。本当のお客様のやり取りと同じことを行っているのでいい経験になっていると感じています。

– 日本原価計算研究学会について教えてください。

EMBAプログラムで学ぶ中で学会というものに興味を持ちまして、今年初めて会計の学会発表に参加させていただいたのですが、先進的な内容もあり大変興味深く感じておりました。そんな中、澤邉先生に日本原価計算研究学会にお誘いいただき、古くからある学会であり研究内容も管理会計を広く対象とされていて面白そうでしたので入会の手続きをさせていただきました。

– 勉強の意欲はどこから湧いてくるのでしょうか。

もともと自分の考えに固執せずに、色んな方の意見や考えを聞くことが好きです。法律や基準なども前段や背景をしっかり読み込むことが好きでこの性格が勉強に対する原動力になっていると思います。

– 経営までコンサルをしてみたいと思ったきっかけは何でしょうか。

長くお付き合いをさせていただいている顧問先のお客様から「先生ならどうするの？」と聞かれることがありました。経営者が孤独で相談できる相手があまりいない中、ご質問いただいたのかと思いますが、その時はあまりしっかりと答えられず、コーチング・コンサルティングを通じてこういった方の不安を取り除き、選択を後押しすることに繋げていきたいと思うようになりました。

– 経営の知識も身につけて、ここから更に頼れるサポートができるようになりますね！

そうなんです。通常の税理士業務がしっかりと提供できる体制になってきた中で、今後経営コンサルティングも提供できる会計事務所としてサポートができるようになります。

経営方針やアクションプランなど、ビジネスの方向性で悩まれている経営者の方の壁打ち役となって、経営計画をいっしょに作り上げて実行の伴走をするようなサービスが提供できるようにしていきます。

– 子育てとの両立は大変そうに見えるのですが、どのように対応していますか。

これまでは子どもたちが幼かったということもあり、仕事よりも子どもを優先していた時期があったのですが、上の子ももう高校生で、真ん中が中1、下の子も小3と下の子が小学校にあがったくらいから手が離れるようになってきました。この頃から会食や県外、泊まり、海外と少しずつ様子を見ながら仕事の範囲を広げてみて問題もなさそうだったので、色々と挑戦をさせてもらっているような状況です。

中1の子に関しては、中学受験が落ち着いたので、簿記の勉強をして3級は取得をしていて、いまは2級の勉強をしています。受験に受かることだけじゃなくて、理解をしたくて進んで勉強をしているらしく、親として驚いています。幼稚園の頃から公認会計士になりたいと思ってくれていたみたいで、わたしの仕事を理解して応援してくれていることが有り難いです。

あとは、ロータリークラブや公認会計士協会の北部九州会の広報をさせていただいているのですが、こういうところからも学んでくれているように思いますね。ちなみに上の子は弁護士や情報工学に興味があるみたいです。弁護士よりは情報工学の方が楽しそうに見えるので、そちらを頑張ってくれそうな気がしています。

公認会計士協会の北部九州会の広報として簿記会計のPRやキッザニアコラボもさせていただきました。

参考：福岡北ロータリークラブ（キッザニアコラボも）

– 最近抱えている課題は何かありますでしょうか。

自分の会社の経営計画が後手後手になっているので、しっかり計画を立てて目標に向かって頑張れるように動いていきたいと考えています。田原さんのような数値目標もＫＰＩとして提示して、ひとつずつ達成していきたいです。

税理士先生はある程度の業務や収入が得られるようになったら、安定的に収入を得てプライベートを充実させる方が多いような気がしていて、それはそれでとても素敵なことだと思っています。ただ、私に関しては目指せるところまで元気なうちに目指していきたいと考えて動いていることが多いです。

– これから先、挑戦したいことはありますか。

私だけに限らず、英語の勉強は引き続き事務所全体で頑張りたいです。パートナーの杉田がオーストラリアに住んでいて英語が得意なのはもちろんなのですが、TOIEC900点超えの強者も事務所内に数名いるので、私も頑張らないと。と考えています。

会社全体としては目の前のことに一生懸命で、従業員に満足してもらえればいいかなと考えていたのですが、100人規模のグループを目指したいとスタッフから意見がでたのでそれも素敵な目標だと思いなおしました。5年後に100人は無謀かもしれませんが、この辺りも計画を立てて実行していきたいです。そもそも、AIの進化もあるので、人数を増やすことが正しいのかはわからないのですが、税理士業務にこだわらずに関連業務を含めて「100人」という目標を目指して頑張っていきます。

個人としては、人との縁を大切にできることにはチャレンジし続けたいです。元気なうちにできることはやっておきたいです。税務・会計業界には女性が少ないので、出産や育児で休む期間を作りながらも女性でもしっかりできていることを示していって同世代や若い世代のロールモデルになっていきたいと考えています。

あとは、コロナ前から筋トレをしていて1年半前からしっかりやり始めて週4で通っていた中で「運動っていいな」って実感しました。そんな経緯もありつつ、パーソナルトレーニングのジムを六本松に開設する予定です！ジムって着くまでは抵抗があるけど、「やらなきゃよかった」とはならないので、私自身も言い訳ができない位置にジムを作って頑張りたいなって思っています。トレーニングに興味のある方がいましたら、是非お声かけください！

– 終わりに

池田先生、お忙しいところインタビューへのご協力ありがとうございました！

「ちなみに、髪色が明るいのって何か理由あるんですかね？」という唐突な質問に対して、「何かこだわりがあるわけではないのですが、美容師さんに毎回お任せでお願いをしていたら明るくしていただいた時があって、その頃に田原さんに会ってむしろ金髪にしてみたら？って薦められたんですよ。」というエピソードもお話しいただきました。話しやすく、勉強熱心で、「忙しい」を理由に挑戦を諦めない姿勢がとても素敵な先生でした。

事務所のホームページには “Your journey starts here !”　や “Let’s make it happen.” のように先生が訪れたシドニー大学にあったテンションの上がる言葉を掲載しているそうなので、ホームページを訪れた際に確認をしてみてください！