ささき税理士公認会計士事務所【公認会計士/税理士】佐々木 俊

「税務」と「監査」の二本柱で、自分らしいキャリアスタイルを貫く士業の軌跡

2026-01-9

佐々木 俊

建築分野から公認会計士への方向転換を決意

—— まずは、公認会計士を目指されたきっかけについてお聞かせください。

佐々木: 「難関国家資格は努力”さえ”あれば取れる」と知ったことが公認会計士を目指したきっかけです。もともとは、父親の影響で建築士に憧れ、工業大学に進学し、建築士を目指していました。しかし、ある日のデザインの授業で「センスや才能が必要な分野では勝てない」と痛感した出来事があり、その後、仮面浪人を経て士業の道へ方向転換をしました。

弁護士とも迷いましたが、法律は暗記が多そうで。数学が得意だった自分には会計士が合っているんじゃないかと、結構安易に選びましたね(笑)。

—— 公認会計士の資格を取得後、独立を決意したのはなぜですか?

佐々木: もともと建築士を目指したのも、将来は個人として仕事をしたいという気持ちがありました。それを士業へと方向転換したわけですが、会計士試験合格後に入った大手監査法人での「サラリーマン的な働き方」がやはりどうしても性に合わなかったんです。数年で退職し、その後、税理士法人を経て独立をしました。

「幼稚園・こども園の監査」が事業の方向性を変えた

——現在の事業内容についてお聞かせください。

佐々木: 現在は「税務」と「幼稚園・認定こども園監査」の二本柱で事業を展開しています。実は、独立当初は「税務業務一本」でやっていくつもりだったんですが、非常勤で認定こども園や幼稚園の監査に携わった経験をきっかけに、この二本柱へと事業内容を変えました。

認定こども園や幼稚園の監査は、規模が小さいからこそ、事業内容のほとんどすべてを自分の目で確認できます。大手監査法人での監査とは全く違い、1,2人くらいで現場にお伺いし、園長先生や事務職員さんと和やかに仕事をする。税務業務の経験も活かせるといいますか、むしろ税務業務をやっていないと指摘が出来ない部分もあったり、「これは自分に合っている」と感じたんです。

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「オンライン化」と「顧客範囲の選定」を徹底し、ワンオペで家族時間の創出を実現

—— 業務効率化のために、さまざまな工夫をされているそうですね。

佐々木: はい。税務の業務においてはGoogle Workspaceをフル活用して、すべての作業を「オンライン化」しています。お客様にはGoogleドライブに資料をアップロードしていただき、郵送や訪問は一切行っていません。お客様の層としても、エンジニアさんやデザイナーさん、動画制作業をされている方など、PCスキルをある程度お持ちの業種に絞らせていただき、また、給与計算や年末調整は極力受嘱しないような形で、一人社長やフリーランスで事業をされている方に絞っています。

おかげさまで現在は、ワンオペ体制の実働4時間程度でも、数十件のお客様を担当しながら、1歳10か月になる娘との時間を第一に仕事が出来ています。受嘱する業種をここまで絞る関係で、ご紹介だけでは成り立たない部分もあり、税務の営業に関しては税理士紹介サービスも活用しています。営業代行として割り切って利用しています。

—— 監査に関しての顧客の獲得はどのようにされていますか?

佐々木: こちらは主に「紹介」と「SNS経由」ですね。認定こども園や幼稚園などは経理体制が無きに等しいので、それこそ内部で経理を行っていただいている税理士の先生方からのご紹介が大切なんです。X(旧Twitter)で自分の活動を発信していたら、DMで直接依頼をいただいたこともあります。チラシやDMも試しましたが、現実的にはSNSも含めた税理士先生からのご紹介が中心です。

交流を通じて「業務を超えた横の繋がり」を築きませんか?

—— 今後の展望をお聞かせください。

佐々木: 娘が保育園に入る来年4月以降は稼働時間を増やせるので、顧客数も今の倍くらいまで対応できるんじゃないかと思っています。今は子育て優先ですが、40代に入ったら、事業をもう少し拡大して、「地域や分野の制約を設けずに進めたい」ですね。監査業務の対応エリアも、今は東京と北関東中心ですが、子育ての状況に応じて柔軟に広げていく予定です。

—— 最後に、読者の先生方へメッセージをお願いします。

佐々木: 他の先生方との交流を大切にしたいと思っています。税理士会支部でも野球部に所属したり、マラソン大会に一緒に参加したりと、業務を超えた横の繋がりを大事にしています。ほかの先生方とも様々な交流をさせていただきたいです。また、もし先生方の周りで、こども園や幼稚園監査の引き受け手にお困りの際は、ぜひお声がけください。私自身も税務を行っているため、顧問の先生方の立場や現場の事情を深く理解しております。先生方が築かれた信頼関係を尊重し、現場に過度な負担をかけない監査を行えればと思います。税務と監査、互いの領域を尊重しながら、良き相談相手として交流を深めていければ幸いです。

先生のご紹介

佐々木 俊 [SASAKI SHUN]

略歴:公認会計士・税理士。
私立の工業大学で建築を学ぶが挫折。「難関国家資格は努力”さえ”あれば取れる」ことを知り、公認会計士の道へ方向転換。資格取得後、大手監査法人、税理士法人を経て独立。当初は税務業務一本で事業を展開するが、認定こども園・幼稚園の小規模監査に携わったことをきっかけに、現在は「税務」と「監査」の二本柱の事業を展開している。Google Workspaceを活用した先進的な取り組みが特徴。

所在地:東京都江東区

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